先日、自宅にラボを持つ友人宅で手焼きプリントを体験させてもらいました。
上に写っているのが今回プリントした写真です。
用紙サイズは
小さい方が2L判(127×177.8mm)
大きい方が四切(254×304.8mm)
いやぁ、面白かった。出来上がったプリントを見てちょっと感激。
いつもはフィルムをスキャンしたデータしか見てないので、
こうして印画紙に焼いてみると、
おおぉ綺麗!写、写、写真だ!
フィルムと印画紙、何か不思議で面白い!
って、はしゃいじゃいました。
また少しの加減で仕上がりが随分違うのにも驚いた。
基本的な作業は思ってたよりもシンプル。
暗室の中で、
1)印画紙にフィルムを数秒間映写し、
その後印画紙を、
2)現像液に約1分、
3)停止液に約10秒、
4)定着液に約1分浸して、
5)最後に水洗いして乾燥。
印画紙は感光剤が塗ってあって、現像液に浸すと、光が沢山当たった所は真っ黒くなり、少ししか当たらなかった所はグレー、全く当たらなかった所は白いまま(紙の色のまま)になる。
つまり、ネガフィルムで印画紙の上に影をつくって光の当たる量を調整して画像をつくるんですね。フィルム上の色の薄いところは光を沢山通すので印画紙上では黒くなりやすく、濃いところはグレーや白になる。
なるほどねぇと、こんな基本的なことに感心してしまった。
このシステム考えた人だれ?天才!
行程はシンプルでも映写する秒数や、現像時間の調整などなど、かなり奥が深そう。
映写時間が1秒違うだけでも出来上がりの印象が違い、
自分のイメージに近づけるのに数回テストが必要でした。
拘りだしたら一日篭りっきりになりそうです(笑)
友人はフィルムを印画紙に映写する機械(引き伸ばし機)のセットとその他付属品を
オークションで4万円程度と格安で購入したらしいのですが、
何だか、欲しくなってきたかも。。。
ああぁ、ほんと、今回も楽しい体験をさせて頂きました!
ありがとう!!!