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2013年3月31日日曜日

フォトレタッチ。

初めてHasselbladでカラー写真を撮ってみた。
フィルムはEktar100。

自分で現像は出来ないので、某ラボに頼んだ。
今は現像が終わると、メールで連絡が来てネットから
スキャン画像をダウンロード出来るんですね。
いやはや便利。

で、下はダウンロードした画像。
一瞬、白茶けた画像になったなぁって思ったけど、
アンダーだった写真を全体が見えるように補正してくれているんですね。

で暗い所は暗いまま、自分でフィルムをスキャンしたのが下の写真。
アンダーだけど白茶けた感じはなくなった。
窓から見える景色が青っぽいのはフィルムの特性なのか、
スキャナーの特性なのか、その辺はよくわからない。

フォトレタッチの技術があれば上手い具合に直せるのかな?

きっとラボのスキャン画像の方が高い技術が駆使されているんでしょうね。
でも撮影時の自分のイメージは下の方が近いかな。

フィルムで撮影といっても、
このデジタル時代はフォトレタッチの知識も必要ですねぇ。

ラボに細かく指示とかみんなしてるのかな?

随分前に買った「フォトレタッチのいろは」をちゃんと読もう。
(自信ないけど)

Some kinda love



Live 93 - Double CD (アマゾン)はiPhoneに入れて何回も聴いてる。

カッコいいなぁ。
夜ジョギングしてて、Some kinda loveのお経みたいなリズムと、
歪んだギターが鳴り始めると気持ちが盛り上がってくるから不思議。

CDに入ってるテイクとYouTubeの演奏とは曲の長さが違うけど、
その時その時のノリと歪むギターに従って演奏してますって感じがいい。

生で聴いてみたいなぁ。

ちなみにこの曲、ヴェンダースの「パレルモ・シューティング」の中でも使われてた。
主人公がジュークボックスでかける曲。
そのシーンで主人公が見る幻覚にルー・リードが出てくるというオマケ付きで。

ヴェルベットを聴くと
上手いって何だろう、カッコいいって何だろうって
ゼロから考え直したくなります。

2013年3月26日火曜日

Greenhouse 2

Greenhouse 2 by ketchin
Greenhouse 2, a photo by ketchin on Flickr.
先日、井の頭自然文化園内にある熱帯鳥温室に行って来た。
老朽化が激しく3月いっぱいで引退だそうです。

ガラス張りの温室は天井が高く、
50年前は最先端の建物だったことが容易に想像出来ます。

今は錆びや汚れが多く、決して奇麗とは言えませんけど、
その廃墟的な佇まいが妙に新鮮でした。

鳥が放し飼い状態なのも驚き。
頭に雫が垂れて来たけど、あれ水滴だよね?
オシッコじゃなくて(焦

真っ赤な鳥が目を引いてシャッターを切りましたが、
赤とかオレンジってモノクロで撮ると白寄りのグレーになっちゃうんですね。

花を撮るときもほとんどが白になるので、
背景に濃い色を持ってくるように気をつけてるんだけど、
上手くいったり、行かなかったり。

もっと色んな人の写真みて勉強しよう。

井の頭自然文化園

2013年3月22日金曜日

クラウド アトラス: Cloud Atlas



輪廻転生的な話って聞いて観て来た。

3時間近い映画だけど、少しづつリンクする6つのストーリーが同時並行的に描かれている。

1)奴隷貿易船の話
2)クラウドアトラスという曲を巡る話。
3)オイルマネーに支配されている原子力開発の話。
4)一儲けした編集者がある施設に入れられる話。
5)統一国家に支配された未来の話。
6)文明が崩壊した後の遠い未来の話。

テーマは人間社会の根底で繰り返される弱肉強食の構図。
序列、差別、名誉、富、権力、
そういったものに対抗する位置づけのジャーナリズム、革命運動、そして宗教。

観終わった時に、疑問は多々残るけど、
ストーリーは意外と分かりやすいから良く纏まってるって言うんだろうなぁ。

最後まで飽きなかった。

ただ一人の役者さんが何役も演じてて、
それぞれがそれぞれの生まれ変わりを演じているのか、
そうではないのかちょっと分からなかった。

どちらかと言うとそうではないように見えた。

もう一回みれば頭がすっきりしそうだけど、
DVDでいいかな。

残念ながら
CGなどの先端技術と演技に対する過信から生まれるチープさを
所々に感じちゃう。

★★★1/2

時間軸の絡まりあったストーリーを頭で整理して
関係性を予想したり謎解きを楽しみたいときに観る映画。

映画に出てきた架空の小説「顔面パンチ」を読んでみたい。

オフィシャルサイト

wiki

オズ はじまりの戦い: Oz: The Great and Powerful



3D吹き替え版を観て来た。

ジュディー・ガーランド版のオズの魔法使の前日譚。

DVDを観て予習してたので、
設定やセットが前作を踏まえているのは良く分かったけど、
どうせならミュージカルにすればよかったのにと思った。

頑張ってる感はあったけど少し中途半端。

まぁ、オズの魔法使いに繋がらなくてはならないので、
世界観を広げられなかったんだろうなぁ。

前作は「知恵、心、勇気」というテーマが分かりやすく描かれていて、
観ている側に人生を考えさせるものがあったけど、
今回はその辺も希薄だった気がする。

ただ、レイチェル・ワイズは綺麗だった。

★★

三世代家族で、前作の思い出を話しながら、
お孫さんが泣き出さない程度のソフトな冒険映画を楽しみたい時に観る映画。

主人公はヤリチン設定だけど...


オフィシャルサイト




2013年3月20日水曜日

Mito Plum Blossom Festival

Mito Plum Blossom Festival by ketchin
Mito Plum Blossom Festival, a photo by ketchin on Flickr.
もう、世間はすっかり桜!さくら!サクラ!で、今頃感が漂う投稿ですが、
先週の木曜日(3月14日)、先輩と偕楽園に梅を撮りに行って来ました。

 梅は咲き始めって言って、満開よりもチラホラ咲き始めた頃を愛でるそうですね。
 この時は八分咲き位。

花撮るのって難しい。
おまけに梅の花は小さくて0.9mまでしか近づけない僕のレンズでは、
どう撮っていいか最後まで分からなかったっす(苦笑)

いろんな人の写真を手本にまた頑張ります。

上の写真は今年の水戸の梅大使。総勢10名いるみたいですね。
挫けつつあった心が、この微笑で癒されました。

また来年撮りに行こ。

2013年3月19日火曜日

Shinjuku Gyoen

Shinjuku Gyoen by ketchin
Shinjuku Gyoen, a photo by ketchin on Flickr.
3月17日の日曜日に二眼レフ愛好家のオフ会に参加してきました。
場所は新宿御苑。
twとinstagramでの呼びかけで集まった人数は20人位だったかな。

僕は妻のお供です。

みなさん気さくな方ばかり。
初めての方とはあまりお話できなかったけど、
楽しい会でした。

中には大判愛好家の方がいて、
撮った写真を見せてくれたり
実際にファインダーを覗かせてくれたりと
興奮しました。

新宿御苑、実ははじめて。
結構広いですね。

ほとんど写真撮らなかったので、
また撮りに行きたいな。

2013年3月18日月曜日

リトル・ダンサー:Billy Elliot


テレビで録画鑑賞。

イギリスの労働者階級の家庭に生まれたビリーが、バレエの才能を見込まれ、
父や貧困など自分の境遇と向き合いながら、プロのダンサーを目指す話。

他のイギリス労働者階級もの、フルモンティ、ブラスなどは観ていたけど、これは初見。

面白かった。

中流階級のバレエの先生の夫が失業中だと聞いたときの、
ビリーの表情には笑った。

主人公も素敵な表情をしてたけど、
先生や父親が後半とてもいい表情をする。

最後のシーンの親父の顔は観てるだけでこっちが泣けましたよ。

Tレックス、ジャム、クラッシュなど使われてた音楽も良かったし、
ダンスシーンのヘタウマな感じや、全体的に大げさに描いてないところにも好感持てた。

★★★★

ブリティッシュロックがうまれてくる背景をちょこっと感じたい時に見る作品。


2013年3月14日木曜日

シュガー・ラッシュ:Wreck-It Ralph



試写会に妻が当選したので一緒に行って来た。

ゲームの世界で悪役を務めるキャラクターのラルフ。住んでいるのは壊れたレンガが詰まれたゴミの山。そんなラルフが自分の役割や意義の改善に乗り出し、ヒーローになる為のコイン探しや、皆に苛められている女の子との出会いを通して自分のあり方を見つめ直す成長物語。

トイ・ストーリーと似たような設定だけど、
ゲームキャラクター達が住む世界の作り込みが面白い。

ゲームキャラクター達の行きかう駅が、あれだったり、
悪役たちが悩みを打ち明けあう場所が、あそこだったり、
上手いなぁと関心させられる。

難しいソフトウェア関連の話も視覚的に単純化して何となく分からせる。

単純で先が見えるストーリーでも、
作り手の知性とユーモアに溢れているので最後まで飽きなかった。


★★★★

想像力って何だっけ?って思ったときに見るといいかもな作品。

オフィシャルサイト

2013年3月11日月曜日

キャビン:The Cabin in the Woods



全く予備知識無しで観にいった。

いとこの別荘に友達と遊びに行った学生たちが、
ある儀式に巻き込まれる話。

ホラー映画にありがちな設定を、
あるあるネタ的にコメディ化した作品だと気づけず、
歯車が合わないまま最後まで観てしまった。

真面目に背景にリアリティを求めながら観てはいけなかったんだ。
アイスクリームと思って食べ始めたら、ジャイアントカプリコだった。
そんな感じ。

ホラーマニアなら納得する色んな映画の引用が沢山あったんだろうな。
たぶん。

★1/2

暗闇で「わっ!」と脅かされる恐怖とアメリカンジョーク的な設定を楽しみたい時に観る作品。

オフィシャルサイト

2013年3月10日日曜日

大人の見る繪本 生れてはみたけれど


小津安二郎28歳の時の監督作品

この作品、恥ずかしながら初見。

郊外に引っ越してきて
地元のガキ大将相手に悪戦苦闘しながら戦っている兄弟が、
厳格なはずの父が上司にペコペコおべっかを使っているのを目撃して、
へそを曲げる話。

これまた文句無く面白かった。

ふてくされて眠る子供たちを見る両親の温かさ、
子供の前で上司とどう接していいか分からないでいる父への
兄弟の振る舞い。

なんともいい。

生き生きと描かれた子供たち。
自分の思い出が描かれているようで不思議。
昭和生まれだからかな?

平成生まれの大人が観ても、描かれた子供たちの世界に
共感するところはあるんだろうか?


★★★★★

子供の世界には、大人には分からない秩序や流行があったっけなぁってことを
思い出すのに最良の作品。

2013年3月7日木曜日

板谷坂

Itaya zaka by ketchin
Itaya zaka, a photo by ketchin on Flickr.
地元の友達と鯨ヶ丘に行ってきた。
常陸太田市の小さな商店街。

3月31日まで「スロータウン鯨ヶ丘ひなまつり」が開催されている。

ここには七つの坂がある。
写真はその一つ「板谷坂」

ちょうど下校時間だったらしく小学生が元気良く駆け下りて来た。

カメラを向けていた坂の方を不思議そうに見ながら
「何撮ってるの?」
「何で撮ってるの?」
「撮ってどうするの?」
質問はとても素朴だ。

上手い答えを探している内にあっという間に通り過ぎていった。

2013年3月5日火曜日

「世界にひとつのプレイブック」:Silver Linings Playbook



妻の浮気が原因で、妻と仕事と精神の安定を失っても、
まだ現実を受け止められず復縁を望んでいる男パットと、
派手な過去と辛い現実を味わいながらも、
前向きに生きようと努力している女性ティファニーとのラブストーリー。

復縁に執着している彼に何故そこまで惹かれたのか?

正直で一途な性格にか?
彼の精神的な苦痛に共感したからか?
はじめて会った時の彼の視線に恋をしたからか?

正直今でも分からないけど、
恋愛に理由なんて無いのかもしれないなぁ、
野暮だなオレって思いながら観てた。

この映画では地元のアメフトチームを家族や友達と応援することの中に、
アメリカ人にとっての平凡かつ普遍的な幸福感が投影されているようだった。

日本人の僕にとってアメフトの試合を巡るくだりの可笑しさは理解出来ないところが多かったけど、アカデミー作品賞へのノミネートは、きっとこの辺りに対する共感からなんだろうなぁ。

と、なんだかんだ思いつつ、最後泣いちゃった。

現在のアメリカが求める家族像を垣間見れる映画。

★★★1/2

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2013年3月3日日曜日

Audi quattro loves snow




実はTVでは見たことないんだけど、
今、TOHO CINEMASに映画を観に行くと、
このCMのショートバージョンが流れてる。

何回観てもいいなぁって思う。シンプルでとても好き。
使われてる曲が雰囲気をだしてるのかもしれない。

Daniel Norgren の Prettiest World

でもそれ以上に、登場する女性たちの動きがとても魅力的。

みんな可愛い。

2013年3月2日土曜日

「ジャンゴ 繋がれざる者」:Django Unchained



ジャンゴ

南北戦争の二年前。
賞金稼ぎに拾われた黒人奴隷が、奴隷として売られた妻を取り戻す話。

タランティーノによるマカロニウエスタン。

オープニング、音楽、動きの速いズームアップなど、
そうそう、マカロニウエスタンってそんな感じって思わせる演出がちりばめられている。
もちろんラップが掛かったり現代的な要素も沢山。

タランティーノの映画って登場人物が突然キレる。
それも表情を変えずにいきなりアクションを起こしたりすることも多い。

静から動への展開が速くしかも動の部分が強烈なインパクトをもっているので、
普通の会話中もハラハラ気が抜けない。一撃必殺の緊張感。

そういった特徴がこの西部劇には凄くはまってた。

演劇と違う映画の特徴の一つって視線だと思っているけど、
ジャンゴには様々な視線劇が描かれている。

恋人へ向ける視線、疑いを感じさせる視線、人を蔑む視線、人を騙そうとする視線…。

映画ってやっぱり視線劇なのかなって改めて思わせてくれた。

ユーモアもあって文句なく面白い映画だったよ。

単純なストーリーの中でアクションを堪能したい時に観る映画。

★★★★★

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